社会福祉法人 北養会 介護福祉士養成校 いばらき中央福祉専門学校
介護福祉学科

介護福祉科(2年制)

専門的な知識や技術をもち、身体上、あるいは精神上の障害があるために日常生活を営むのが困難な人に対して、入浴、排泄、食事などを含む介護や介護に関する指導を行うのが介護福祉士です。

家族の介護をする方や介護の現場で働くヘルパーさんに指導やアドバイスをするのも、介護福祉士の役割。専門知識や技術を伝え教えることで介護者の負担を減らす、現場のリーダーでもあります。

FEATURE学科の特色

介護福祉士の資格は生涯有効な介護スキルの確かな証明。

介護現場のサービス責任者として活躍するために

介護福祉士は国家資格で、社会福祉士、精神保健福祉士と並び「三福祉士」と称されているほど福祉業界では価値と意義のある専門職の資格です。国家資格の介護福祉士の資格を取得できれば、介護士としての給与がアップすることはもちろん、介護の現場ではサービス責任者として活躍することができ、職場でも頼られる存在となります。また、幅広い知識が身に付いていることで介護の現場でも自信をもって判断や行動ができるので、日々の仕事のやりがいにもつながります。介護は、自分のガンバリが「相手の笑顔と安心」に直結する仕事。体が不自由になり、今まで出来ていたことが難しくなると、人は不安になって笑顔も少なくなってしまいます。でも、精一杯関わることで、笑顔を取り戻し「あなたに支えてもらって良かった」と喜んでいただけるのも介護の仕事の尊さです。

現場で活きる知識と技術を修得するための優れた学習環境

実際の介護施設を再現した介護実習室では、ベッドメイキングやベッドでの座位・立位の介助、体位交換、食事介助などの実習を行うことができます。その他、外出や移動などの介助に使用する車椅子・歩行器、つえ、ストレッチャーなどの福祉機器も数多く取り揃え、操作方法や介助の仕方を学びます。また、入浴実習室では、特別機械浴そう、リフト浴そう、在宅介護のための家庭浴そうの他、2種類の移動入浴サービス用の簡易浴そうも設置されていて、さまざまな入浴介助方法を修得できます。さらには、高齢者や障がい者の方の栄養管理や健康維持を考慮したメニュー作りや調理方法、被服や住居に関することを学ぶための家政実習室も完備しています。福祉を実践するプロを育成するための最善の学習環境が、ここにはあります。

Message

介護は、自分自身の成長につながる仕事です。介護を必要とする方たちは、さまざまな人生を経て現在に至っています。それを知るために私たち介護士は、相手と深く関わり、今に至った思いをしっかりと受け止める努力をして、その延長線上にある将来につながる支援を行います。だから、介護の仕事は日々が人生の勉強です。この学科では、身に付けた知識や技術を、一人ひとりの人生に結びつけることの大切さについて理解を深めることができます。ぜひ一緒に介護を学び、笑顔と安心を支えることができる介護福祉士をめざしましょう。

介護福祉科
副校長兼学科長
立山幸太

CURRICULUMカリキュラム

専門職としての知識・技術と共に介護の心を学ぶ2年間

介護福祉士は、主に3つの領域の介護業務を行います。1つは食事や入浴、車椅子での移動補助などの身体介護、2つ目は利用者の方や家族に対しての相談・助言、そして3つ目は家事や身の周りの生活支援をすることです。他にも、ヘルパーへの指導や介護計画書の作成なども行います。介護福祉科では、2年間の学びを通じて、介護の現場ですぐに活躍できるエキスパートを養成しています。卒業後は、高齢の方や体が不自由な方のための社会福祉施設や、自宅で介護サービスを提供する訪問介護、また有料老人ホームなどで働くことができます。

1年次

人間関係とコミュニケーション/マナー/生活支援技術/介護の基本(実習体験・リハビリテーション介護)/認知症の理解/こころとからだのしくみ/アクティブタイムなど

2年次

社会の理解/法学/コミュニケーション技術(点字・手話)/介護実習/発達と老化の理解/障害の理解/医療的ケアなど

特徴的なカリキュラム

学んだ知識を活かしながら、高齢者の方を対象にしたイベントの企画から運営を実際に行うことで実践力を磨きます。そば打ちや陶芸などは、高齢の方々の愛好者も多く、コミュニケーションを深めるきっかけにもなるため、授業でも取り入れています。また、加熱処理した食品を急速冷却でチルド保存した料理は、施設や病院などでも採用されているため、温かい適温にするクックチル調理品の機器操作も学びます。

MESSAGE先輩の声

※2016年3月現在

利用者の方々が喜んで参加できるような楽しい企画を提案してみたい

小川純〔2015年度入学19期生〕

この学校のOBの先生もいらっしゃるので、実体験を踏まえたアドバイスが受けられます。球技大会などでクラスの連帯感も生まれ、学生生活を楽しんでいます。レクリエーションの企画や運営なども学んだので、デイサービスなどイベントの多い職場で楽しい企画を提案してみたいです。

目配り・気配り・心配りができる介護のスペシャリストに

鈴木愛里〔2015年度入学19期生〕

北水会グループ内にたくさんの施設があり、学生のうちから利用者様とふれあえるのも、この学校の魅力です。先生方が全員現場経験者なので、教科書以外の知識や経験も学べます。利用者様のちょっとした変化も見逃さない、目配り・気配り・心配りのできる介護のスペシャリストが目標です。

何気ない交流から、高齢者の方への理解が深まる

後藤沙織〔2015年度入学19期生〕

学校と同じ敷地の中にグループ施設の特別養護老人ホームがあるので、実習が便利にできます。実習以外でも利用者の皆さんと交流する機会が多く、何気ないおしゃべりから高齢者の方への理解が深まります。利用者様も職員も笑顔が絶えないような、そんな施設で働きたいです。

県外出身者にとって寮とスクールバスがあるのは安心でした

芥川陽美〔2015年度入学19期生〕

私は福島県の出身者ですが、寮もあり、スクールバスを利用して通学できることは大きな安心でした。授業はもちろん充実していますが、昼休みに友だちや先生と一緒にご飯を食べたり、おしゃべりしたりすることは、学生生活の楽しみのひとつです。先生は、慣れない寮生活を気にかけてくれて、時々お掃除も手伝ってくれます。

INTERVIEW卒業生インタビュー

※2016年3月現在

介護福祉士 海老澤友実さん

介護老人保健施設くるみ館〔勤務歴3年〕

いばらき中央福祉専門学校で2年間学び、介護福祉士の国家資格を手にした海老澤さん。介護老人保健施設くるみ館に就職して4年目の春を迎えました。以前から人と関わる職業に就きたいと思っていたところ、同級生からの誘いで共にいば中へ進学、介護の道を歩き始めることに。コミュニケーション力の問われる今の環境はとても自分に合っていて、楽しんで仕事ができているとのこと。やるべきことを精一杯にやる、そんな充実した毎日です。仕事の中で何かたいへんなことはありますか?という問いにも、「うーんなんだろう...特別ないですね!」と、笑顔で頼もしい答えが返ってきました。

動作のすべてに理由がある介護技術
いば中での学びに支えられて

くるみ館は水戸市で最も早く開設された介護老人保健施設です。主に医療ケアやリハビリを必要とする要介護状態の利用者さまをお迎えし、3ヶ月後には自宅に戻られることを前提にしています。

施設の朝は巡視から始まります。朝のごあいさつをしながら髪を整えたり、必要な方には排泄介助を行いながら、その日の体調やご気分などを把握していきます。10時のお茶で水分補給、外気浴や個別リハビリを行い、食事の介助や利用者さまの健康を守るたいせつな口腔ケアも欠かせない仕事です。午後は再び一人一人に合わせた機能訓練が行われ、気分転換のレクリエーション、日によって入浴などを行います。入所の際にいただいた情報を元に、畑が好きな方でしたら施設内の畑へ一緒に行ったり、気持ちのほぐれる時間を共に過ごしながら信頼関係を築いていきます。

正直なところ、友達に誘われるまでは介護職にまったく興味がありませんでした。同期の中にはお年寄りカワイイ!という人も多くいましたが、そういう思いも持ったことがありませんでした。でも一般的にイメージされる介護に対するマイナスのイメージも持っていなかったので、いば中で先生に教えていただいたこと、特に実習での経験がすんなり身に付いたように思います。たとえばベッドから車椅子への移乗など自己流でやると腰痛になりやすいのですが、学んだ通りに行えばそんなこともありません。介護技術の動作のすべてに理由があり、それをしっかり身につけることが自分自身を楽にし、利用者さまの役にも立つ。いば中での勉強が生きているなと実感する毎日です。そうしてサポートしてきた利用者さまから「あなた上手ね」「あなたにやってもらえて良かった」と言われることが何よりの励みになっています。

くるみ館での入所期間は3ヶ月と決まっていますが、それでも利用者の皆さまからは「早く帰りたい」「家族に会いたい」という言葉を多く耳にします。そんな切実な願いが叶う日をできるだけ良い状態で迎えるためのお手伝いが私たちの仕事。

以前、寝たきりの状態で入所され排泄もパットにされていた方が、ここにいる間に歩けるようになり、トイレにもご自分で行けるようになって退所された時は本当に嬉しかったです。せっかく回復した運動機能をご自宅に帰られてからも維持できるよう、ご家族の相談を受けたり助言をさせていただくこともあります。思い通りにいかない体を抱えた方が相手ですから、時にはどうやって声をかけたらいいのだろうと悩む時もありますが、そこには同じような経験をした先輩が必ずいますし、同じいば中出身のスタッフもたくさんいます。こうした心強さや就職先への安心感は、学生時代から実習でお世話になっているグループ関連の強みなのかなと感じています。